人気の車椅子用クッションROHO(ロホ)とJAY(ジェイ)を比較!

車椅子ユーザーにとって褥瘡(じょくそう)は毎日気をつけなければいけない事ですよね。

一度なったら何ヶ月も入院しなければいけないので、かなり厄介。

 

褥瘡を予防できるクッションの代表的なもので、ROHO(ロホ)クッションJAY(ジェイ)クッションがあります。

褥瘡を気にしている人ならどちらかは使った事があるはず。

どちらも褥瘡予防に優れているんですが、僕の周りではロホ派とジェイ派がいます。

車椅子用のクッション、皆さん何を利用していますか?

 

そこで今回はROHOとJAYを両方使ってみて比較した感想を書いていこうと思います。

これからクッションを買い換えようと思っている人や、新人の車椅子ユーザーさんの参考になれば嬉しいです。

あくまでも個人の感想です

ROHO(ロホ)クッションとは?

ROHO(ロホ)クッションとは、多数のエアセル(空気室)を並べて空気経路で繋いだクッション。

圧がかかるとエアセルの中を空気が移動してお尻が沈み込み、接触面積を広げることで広く均等に体圧を分散することが出来る。

現在はアビリティーズ・ケアネットなどで販売されています。

JAY(ジェイ)クッションとは?

JAY(ジェイ)クッションとは、お尻の骨張った部分を流動体が包み込み、褥瘡を予防できるクッション。

流動体は反発力が無く、圧の分散に優れているためお尻の骨張った部分に圧が集中しない。

現在は、サンライズメディカルジャパンが販売しています。

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ROHO(ロホ)とJAY(ジェイ)を比較

僕は現在、JAYのJ3というクッションを使っています。

その前にはROHOクッションを使っていたので、2つを比較してみた感想を書いていきたいと思います。

褥瘡予防効果

褥瘡予防効果はもちろんどちらも優れている思います。

僕は頸髄損傷になってから10年以上になりますが、お尻に褥瘡ができたことはありません。

 

ロホクッションは全体がエアセルで出来ているのでどこに座ったとしても褥瘡予防効果があると思います。

ただ1つ注意しなければいけないのが、底付き。

ロホクッションは全体の空気の量を調整することが出来るんですが、その量が少なすぎるとお尻の重みでお尻が底に付いてしまう事があります。

そうなるとその底に付いている部分に圧がかかってしまうので褥瘡のリスクにつながります。

ロホクッションを利用する場合、定期的に空気の量を点検して底付きが無いかチェックする事が必要です。

 

ジェイクッションも同様に底付きがあります。

何度も利用していると流動体が後ろの方にずれていって、肝心な座骨の部分に当たる流動体が少なくなってしまう事があります。

その場合も褥瘡のリスクになるので定期的に流動体を自分の手で押して調整する事が必要です。

またジェイクッションの場合、流動体が全体ではなくお尻の座骨周り中心に付いているので自分の座骨がクッションのどの位置にあるのかを把握して、その場所に流動体を調整することも必要です。

 

2つを比べると、空気の調節が出来ていればロホクッションの方が褥瘡予防としては安心出来るのかな?といった印象を持ちました。

座位安定性

どちらが安定するかと言われれば僕はジェイクッションの方が安定すると思っています。

 

ロホクッションの場合、特に体重を横に動かした時にふわふわとした感覚があって安定しないと感じました。

僕は頸髄損傷で体幹が効かないのでこのふわふわとした感じに敏感になってしまいます。

 

一方ジェイクッションはというと、ロホと比べるとふわふわした感じは少なく安定感があるなと感じました。

僕の場合、中途障害で頸髄損傷なりたての時はロホクッションを使っていて、途中でジェイクッションに変えました。

ジェイクッションに変えた時は正直、ロホクッションよりも安定する感じはあったけど逆に硬いような気がして「これで褥瘡予防になるのかな?」と思っていましたが、それから今まで全く褥瘡ができたことはありません。

 

だから座っている時の安定感を求めるならジェイクッションの方が優位かな?という感想です。

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バリエーションの豊富さ

褥瘡のリスクが高い人、プッシュアップなどが車椅子でできるのでリスクが低い人、高齢者、子供と様々な状況があると思います。

どちらのクッションもバリエーションが豊富で、様々な状況に対応したクッションが用意されています。

 

またジェイにはバックサポート(背もたれ)もあって、それも利用すればさらに姿勢が良くなって快適に車椅子に乗る事ができます。

実はロホにもバックサポートはあるんですが現在(2019年2月時点)日本で販売されていません。

もう少しすれば日本でも販売されるかも?

価格、コストパフォーマンス

ロホのベストセラーシリーズのミドルタイプで49,000円(税抜)。

ジェイの最新モデルJ3クッションが50,000円(税抜)。

 

値段はさほど変わらないですね。

ロホはたまに穴が空いて空気が逃げてしまう事があるようですが、僕が使っていた時は(4年くらい)修理の必要は無かったし問題ありませんでした。

ジェイクッションも僕はJ2クッションを6年以上は使ったと思いますが何も問題なく使っていました。

おそらくどちらのクッションも極端な使い方をしなければ長く使えるものだと思います。

失禁した時とか汚れた場合も、洗って干してまた利用していました。

まとめ

ROHO JAY
褥瘡予防効果
座位安定性
バリエーション
価格、コスパ

 

さて、どちらのクッションが気に入りましたか?

 

僕の総合的な感想は、

褥瘡予防の”安心感”があるロホと、座っている時の”安定感”があるジェイ、そのほかの部分ではどちらも優れている

といった具合です。

 

周りの車椅子ユーザーに聞いてもどちらが良いのかは意見が分かれて、好みによるところだと思います。

もしこの2つのクッションのどちらかに興味があるなら、ぜひ業者さんや友人などから一度借りてみて数週間試しに使ってみてください。

あなたの生活を少しでも楽にしてくれる発見があるかもしれないですよ。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ユウシン

12年ほど前、オーストラリアの田舎町、大木に車で突っ込んで頸髄を損傷。 頸髄損傷の四肢麻痺車椅子ユーザー13年目。 体に障害がある方、特に脊髄損傷、頸髄損傷向けの情報をブログやYouTubeで発信中。 一緒に障害がある暮らしを楽しみませんか?