車椅子ユーザーにとって褥瘡は一度出来たら生活の質を落とすとても厄介な存在。
絶対になりたくないと思っていても仕事などで忙しくしていると気づいたらできてたり。
何ヶ月も入院なんて絶対したくないですよ。
そうなるとプッシュアップも大事ですが、やっぱり高品質な車椅子用クッションは欠かせないですよね。
前回は結構メジャーなクッションROHO(ロホ)クッションとJAY(ジェイ)クッションの比較をしましたが、今回はそれ以外の褥瘡予防に効果的な車椅子クッションを集めて紹介しようと思います。
初めて見るものもあると思うので是非ご覧になってみてください。
1、ROHO(ロホ)クッション
ROHO(ロホ)クッションとは、多数のエアセル(空気室)を並べて空気経路で繋いだクッション。
圧がかかるとエアセルの中を空気が移動してお尻が沈み込み、接触面積を広げることで広く均等に体圧を分散することが出来る。
現在はアビリティーズ・ケアネットで販売されています。
▼詳しくはこちらから
https://www.abilities.jp/fukushi_kaigo_kiki/tokozure/roho-wheelchair-cushion
2、JAY(ジェイ)クッション
JAY(ジェイ)クッションとは、お尻の骨張った部分を流動体が包み込み、褥瘡を予防できるクッション。
流動体は反発力が無く、圧の分散に優れているためお尻の骨張った部分に圧が集中しない。
現在は、サンライズメディカルジャパンが販売しています。
▼詳しくはこちらから
http://sunrisemedical-japan.jp/products/seating/index.html#cat01
3、Supracor(スプラコール)スティムライトクッション
スティムライトとは宇宙飛行のために開発されたハニカム(蜂の巣)システムで、スティムライトクッションはそのシステムによって坐骨の圧力を分散させ褥瘡を予防できる。
空気を出したり抜いたりするものではなく、クッション本体とカバーはそのまま洗濯機と乾燥機にかける事ができるのでメンテナンスが楽。
現在は株式会社テレウスで販売されています。
▼詳しくはこちらから
http://www.terreus.co.jp/01_products/04_cushion/cushions.html
4、VARILITE(バリライト)クッション
VARILITE(バリライト)クッションとは空気を含ませたウレタンフォームを特殊生地に熱圧着し密閉したクッション。
付いているバルブで中の空気量を調整する事で体とクッションをフィットさせ、接触面積を増やす事で座圧を分散。自分のカタチになるクッション。
現在は株式会社ユーキ・トレーディングで販売されています。
▼詳しくはこちらから
http://www.yukitrading.com/list/varilite/
5、ジェルトロンクッション
ジェルトロンとはアメリカの宇宙船内衝撃緩衝材の研究開発から生まれたジェルを立体格子型グミ状ジェルに進化させたもの。
グミキャンディーのように肌に優しい感触が特徴で、体圧分散性に優れ、また通気性もよく蒸れを溜め込まない。
株式会社パシフィックウェーブで販売されている。
▼詳しくはこちらから
http://geltron.jp/?mode=cate&cbid=1153872&csid=2
6、ジェルセルクッション
ジェルセルクッションとはエアセルの上にジェルが取り付けられているW効果で体圧を分散させ褥瘡を予防できるクッション。
タカノ株式会社が販売しています。
▼詳しくはこちらから
https://www.takano-hw.com/heartworks/products/
7、ピタ・シートクッション
ピタ・シートクッションは安価で褥瘡予防が期待できる、立体格子状ジェルのクッション。
日本ジェル株式会社で販売されています。
▼詳しくはこちらから
http://www.nihongel.com/syouhin02.html#bless
最後に
いかがだったでしょうか?
車椅子用クッションは褥瘡予防の効果も重要ですが座った時の安定性も結構重要ですよね。
気になった商品があれば是非業者さんに問い合わせて、試しに使わせてもらえないか聞いてみてください。
ちなみに僕は現在JAYのJ3クッションを使っていて車のクッションにピタ・シートクッションを利用しています。
車椅子ユーザー暦12年ですが今のところお尻に褥瘡ができた事はありません。
いつできるかわからないのでビクビクしてますが。
麻痺で痛みがわからないので、毎日寝る前にお尻を目視でチェックするようにはしています。
脅すようですが褥瘡できたらほんとにほんとに大変ですよ!
皆さんくれぐれも気をつけてくださいね。