車椅子マークの駐車場を利用できるのは結局、誰?




 

僕は交通事故で体が不自由になってから、車椅子で生活しているので、買い物に行ったときなどに車椅子のマークがある駐車場をいつも利用させてもらっています。

そこでたまに目にするのが、明らかに健康な方がそこに車を止めて行く光景。

もう、何度も目撃していて、その度に嫌な気持ちになって、ストレスを感じています。

そういった人たちのせいで、その駐車場を”本当に必要な人たち”が犠牲になっているんですよ。

 

ただ、そこで疑問になるのが、結局、車椅子マークの駐車場って誰が使っていいんだろう?っていうこと。

それにはっきりと答えられる人って少ないんじゃないかって思うんです。

 

結論から言うと、車椅子マークの駐車場を利用できる対象者は、そこの駐車場の所有者が決めることなので、制度とかではっきりと決まっていないというのが現状なんですよね。

それが場所によって違ったり、曖昧で世の中に広く認知もされていないがために、不正利用が多く起こるのかなと個人的に思っています。

 

そこで今回は、車椅子マークの駐車場はどういった人たちが利用するべきなのか、そして、どういった人たちは利用を控えるべきなのか、そして不正利用を防止する方法はあるのか?そういった事を書いていきたいと思います。

 

 

車椅子マークの駐車場は結局、誰が使っていいの?

 

車椅子マークの駐車場は結局、誰が使っていいんだろう?

実際、よく利用している僕自身も即座にはっきりと答えれるわけではないので、普段利用することのない健常者にもわからないのは当然なのかなと思います。

 

車椅子マークの駐車場には「優先駐車場」「おもいやり駐車場」のように表記されているところがあって、車椅子利用者以外でも、妊婦さんやお年寄りの方、内部障害の方や、怪我をした人なども対象になっていて、対象者が絵で表されていることがよくありますよね。

だけど、お年寄りの方でも何歳からなのかははっきり記されていないし、妊婦さんも、妊娠何ヶ月からなのかははっきりと記されている訳ではないです。

内部障害や、けが人も同じで、どういった人が対象になっているかは詳細にはっきり記されていません。

 

それで仮に、その駐車場に、全てのお年寄りの方と、全ての妊婦さん、全ての内部障害者、怪我人を対象にしたとすると、莫大な人数になって、溢れてしまうことは目に見えています。

 

車椅子マークの駐車場はバリアフリー新法で約50台に1台は設置する義務が課されているんですが、50台に1台で足りると思いますか?

つまり、そういった方の中でも、”歩行が自由にできる方”というのは、車椅子マークの駐車場の利用は控えなければいけないことになります。

 

そして、もしそういった駐車場が埋まっていた場合というのを考えると、歩行が可能な方っていうのは、大変だけど、どうにか他の駐車場に止めることができますが、しかし、歩くことができなくて、車椅子を利用している人というのは、車と車椅子の乗り降りで車の横に大きなスペースが必要なので、普通の駐車場では車から降りることが無理、不可能なんですね。

なので、僕も歩くことはできないので、よくやるんですが、その車椅子マークの駐車場が空くまで車でずっと周りをグルグルと回りながら待っていなければいけません。

それか駐車場の横にスペースがある、並びの角とかを見つけてそこに止めたりします。

 

ということで、まとめると、車椅子マークの駐車場を利用できる方というのは、まず、

歩行ができなくて車椅子を利用している人

プラス歩行が困難な人

というとになって、そして逆に利用を控えるべき人は、

歩行が自由にできる人

ということになります。

 

ただ、それでも、曖昧な部分があって、歩行が困難な人ってどのレベルまでOKなのっていうことなんです。

歩行が困難な人ってたくさんいて、ほんとに10m歩くのにも時間がかかる人もいれば、逆にただ靴連れしているだけの人も、歩行が困難だといえば困難ですよね。

さらに、歩行は自由にできるけど、利用してもいいんじゃないか、と思うような人もいると思うんです。例えば、ベビーカーを押している方ってどうするべきだと思いますか?

 

べビーカーも車椅子利用者と同じように、ある程度スペースが必要だし、車から子供を下ろすときに、車のドアを大きく開けなきゃいけないですよね。

僕は正直、そこの判断は難しいと思っていて、双子の赤ちゃんとかなら、利用するべきだと思うけど、両親が両方とも一緒にいる状況なら、利用は控えるべきなのかなとも思います。

それも一緒でベービーカーを利用しているすべての人が対象になってしまうと、莫大な数になるのでそういった駐車場は間違いなくあふれてしまいます。

 

そうなんです、実際はそんな感じで、そういった判断基準がしっかり決まっていなくて、個人個人のモラルに任せて、曖昧な部分というのがあります。

だから、利用してもいい人が利用しにくかったり、全く関係のない健康でただ急いでいるだけみたいな人の不正利用につながってているのかなと個人的には思います。

 

じゃあ、そういった曖昧な部分をしっかりと決めていく方法はないのって思いますよね?

僕は一つだけそういった、曖昧な部分を明確にする方法があるかなと思っていて、それはパーキングパーミット制度というものを普及させるということです

 

 

不正利用を防止する方法、パーキングパーミット制度とは?

 

パーキングパーミット制度というのは、身体に障害のある方、高齢者の方、妊婦の方、けがをして一時的に歩行が困難な方など、車椅子マークの駐車場を本当に必要な人を対象に「パーキングパーミット(許可証)」を発行し、利用できる方を明らかにすることで、そういった駐車場の適正利用を図る制度です。

利用方法は、車椅子マークの駐車場を利用する際に、発行してもらった許可証をルームミラーに掛けて、外から確認できるような状態にし、そうすることによって、自分は適正利用者であるということを周りにアピールできるというものです。

 

パーキングパーミット制度は国で実施しているものではなく、各自治体で実施されているもので、現在では多くの地域で導入されていますが、全てではなくて全国で80%弱の導入率となっています。

そして、パーキングパーミット制度の対象者というのも、自治体によって異なっていて基本的には歩行が困難な人で、例えば

妊娠後7ヶ月〜産後3ヶ月など

高齢者要介護1など

歩行が困難な重度身体障害者

怪我をして一時的に歩行が困難な方

などが対象になっています。

 

このパーキングパーミット制度のメリットというのは正しく利用している人が、そういった利用証でアピールすることで、逆に、不正利用をしている人も周りの人から見て明確になるということなんですよね。

そうすることで、不正利用をしにくい環境ができてくるのかなと思っています。

ただ条件としては正規利用者の許可証の利用普及率を上げなければいけませんただ、正規利用なのに利用しにくい状態や、不正利用者にストレスを感じているよりは、そういった許可証で明らかにする方がいいと思っている人は多くいるんじゃないかなと思います。

 

 

最後に

 

僕は頻繁に利用する駐車場なら車椅子マークの駐車場じゃなくても止めれる場所を見つけて、そこに止めるようにしています。

場所によっては、そういった駐車場が一つか二つしかなくて、自分が止めてしまうと埋まってしまう場合があるからです。

ただ、急いでいる場合は躊躇なく、車椅子マークの駐車場を利用します。

 

不正利用をする人も、余裕がある時は普通の駐車場を使っていて、その時の状況によって、追い詰められて、違法ではないしいいかといった感じで、そういったモラルに反する選択をしてしまうっていう場合も多くあるのかなと思います。

ただ、そういったその人の状況で変化するモラルによって、不便をしている人もいるということを、あらためて知っていただきたいと思います。

 

僕はそういった状況を改善するためにはパーキングパーミットのような許可証を導入して普及させるのがいい方法なのかなと思っています。

あなたはどう思いますか?

 

 

 




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ABOUTこの記事をかいた人

ユウシン

12年ほど前、オーストラリアの田舎町、大木に車で突っ込んで頸髄を損傷。 頸髄損傷の四肢麻痺車椅子ユーザー13年目。 体に障害がある方、特に脊髄損傷、頸髄損傷向けの情報をブログやYouTubeで発信中。 一緒に障害がある暮らしを楽しみませんか?