先日、青森県三沢市にあるその名の通り「青森」をコンセプトにした、星野リゾート「青森屋」に宿泊してきました。地元に住んでいながら行った事がなかったんですが、一泊してくつろいできた結果
また行きたい!月1で行きたい!(お金の許す限り)
そこまで思わせるクオリティーでした。
今回はそんな星野リゾート「青森屋」について紹介させていただきます。
落ち着くいい雰囲気の客室
出典 星野リゾート青森屋 「うんかん」
車で星野リゾート青森屋の敷地内に入ってくると、大きな旗を振って「こっちだよー!大歓迎!!」って感じでお出迎えしてくれます。宿泊客でいっぱいだったので受付を待つ間、あったかいりんごのジュースを頂きました。当日少し風邪気味で喉が痛かったので、喉に優しく癒されました。
そしてチェックイン。15時からできるので、早めにきてゆっくり温泉に入りながら夕食を待つのもいいかも。早めがおすすめ。私たちは16時頃チェックインしたかな?チェックインが終わると館内を説明しながら宿泊するお部屋へ案内されます。
今回宿泊したのはお手頃な価格でおすすめの「あずまし」というお部屋。その他、ベット付きのお部屋や半露天風呂付きのお部屋があったり、また豪華な特別室の「うんかん」という半露天風呂も広くて贅沢なお部屋もあります。一度宿泊してみたいなぁ。
お部屋に着いたら星野リゾート青森屋に着く前にコンビニで買った缶ビールでまず乾杯(笑)、残りの缶ビールとスパークリング日本酒は冷蔵庫に入れました。
そして一息ついたらお待ちかねの温泉に入りに行きました。
出典 星野リゾート青森屋 「うんかん」
1回目の入浴、浴衣にお着替え
出典 星野リゾート青森屋
とにかく露天風呂が圧巻。
「浮湯」という池の中に浮かんでいるような露天風呂(伝わってる?)、自然と一体になれたような、とにかくリラックスできます。露天風呂に入りながらの景色も綺麗で夏は緑、秋は紅葉を楽しめます。そして夜にはライトアップされて灯りが幻想的な雰囲気を作ります。
内湯は「ひば湯」と言い、「青森ひば」を壁、天井、浴槽にふんだんに使用されています。「青森ひば」の香りが漂ってきてとってもリラックスできますよ。
温泉に入ってさっぱりしたら出口付近のお店で宿泊客限定で浴衣を貸してくれます。いろんな種類のかわいい浴衣があって選ぶのが楽しいですよ。
浴衣に着替えたら19時から始まる「みちのく祭りや」での夕食を前に、「ヨッテマレ酒場」で食前酒としてシードルを飲む事ができます。シードルを飲みながら夕食の会場「みちのく祭りや」に案内されるのを待ちます。
「みちのく祭りや」で青森県内の4大祭りが楽しめる
星野リゾート青森屋の夕食は「のれそれ食堂」と「南部曲屋」そして「みちのく祭りや」が選べるのですが、席数限定のお祭りショーが楽しめる「みちのく祭りや」を今回は選びました。料金は少し高くなりますが電話で予約した時に「席数限定ですよ」という言葉にやられました(笑)。人間限定に弱いですよね。
「みちのく祭りや」の席に案内されると、まずショーが始まる前に料理がどんどん出てきます。夕食を食べながらというよりは食べ終わってからショーを見るという感じです。お酒のメニューの青森りんごサワーを飲みながら食事を楽しみました。
正直、食事はなんとなく急いで食べなきゃいけないような雰囲気がありました(笑)。前菜のサラダとお刺身を食べていると後から蒸籠に入った料理5、6個積まれて運ばれてきました。その中のどでかいホタテがめちゃくちゃ美味かった!このくらいの大きさのホタテはめったに食べることは出来ないと思います。そして最後に青森県八戸市の名物「せんべい汁」が出てきてお腹がいっぱい、すると丁度よくショーが始まります。
ショーでは三味線と歌で始まり、その後に青森の4大祭りを紹介しながら御囃子(おはやし)と呼ばれる祭りの伴奏を聴くことが出来ます。どの祭りの御囃子も個性があって違いがあり、聴いていて「現地の祭りに行って見たいなぁ」と思わせてくれます。しかも事物大ではないですが少し小さめの山車も会場内に飾られていて、祭りの雰囲気を醸しだしていました。
- 五所川原立佞武多(青森県五所川原市)
- 弘前ねぷた(青森県弘前市)
- 八戸三社大祭(青森県八戸市)
- 青森ねぶた(青森県青森市)
最後に青森ねぶたの縮小版の山車が披露され、参加者も混じってみんなで青森ねぶたの雰囲気を楽しみショーは終わります。
出典 星野リゾート青森屋
ヨッテマレ酒場で2次会
みちのく祭りやでの夕食とショーが終わってだいたい21時、まだ寝るには早いのでもう少しお酒が飲みたいと思って「ヨッテマレ酒場」に行きました。
おしゃれな雰囲気のカウンターからボックス席やお座敷の席など色々なタイプの席があります。2人用のボックス席は八戸の名物のいかのクッションがあったりして、座ってるカップルたちは楽しそうでした。おじさんたちの宴会や女性だけの女子会、家族連れやカップルと色々な客層がいるんだなーと思いました。
「ヨッテマレ酒場」を通った時になんか香ばしい匂いがして「なんだろう?」と思っていたんですが、後ろの席でスルメを炙っているのが見えて「これだー!」と思い、スルメとあと食前酒で頂いたシードルが美味しかったのでシードルを注文しました。シードルとスルメってすごい組み合わせ(笑)。
その後はスルメを炙りながら青森県内の日本酒が色々置いてあったので何種類か飲んで、結構酔っ払ってきたのでそろそろ切り上げて「寝る前に温泉に入ろう!」という事になりました。
ふらふらと温泉まで行く道のりは提灯などがあったりレトロなオブジェや雰囲気のある屋台などがあって、まるでお祭りの夜を楽しんでいるかの様な、何とも言えないワクワク感?高揚感の様なものがあります。
お酒も入っているので長湯せずにサッと上がって、部屋に戻って冷蔵庫に入れていたスパークリング日本酒を飲んでから布団に入りました。
心あったまる田舎のお婆ちゃんちの朝食
出典 星野リゾート青森屋
朝8時起床。10時までやってる「のれそれ食堂」で朝食を食べました。
ビュッフェスタイルで色んな料理を選ぶ事が出来るのですが、種類が豊富!基本的には和食で青森の郷土料理が多いですがスクランブルエッグとかお決まりの洋食もあります。田舎のお婆ちゃんちにきたみたいな素朴だけど栄養満点でいっぱい食べて今日も1日頑張れそう!
お味噌汁の所には割烹着を着た「お母さん」がお味噌汁をすくってくれて、何だか本当に実家に帰ってきたんじゃないかと思うくらいにお味噌汁を飲んで落ち着きました。
青森の郷土料理が色々あってここぞとばかりにいっぱい食べてしまいました。満足満足。
チェックアウトは12時までだからゆっくり温泉へ
出典 星野リゾート青森屋
朝食が終わってまだチェックアウトまで時間があるので最後に温泉に入ってくる事にしました。
美味しい朝食の後の露天風呂、その日は2月では珍しく雲一つなく晴れていて、空を見上げながらゆっくりとお湯につかり体の芯まで温まりました。
気になる料金は?
1ヶ月以上前に予約するのがおすすめです。夕食、朝食抜きのプランからだと9500円からありますが、せっかく宿泊するのにそんなプランはあり得ませんよね。
下記は私たちが宿泊したプランで夜は「みちのく祭りや」でのショーを見ながら夕食、朝は「のれそれ食堂」で朝食の2食付きプランの料金です。お部屋によって料金が違います。
- えんつこ 18,000円(税込)
- あずまし 19,500円(税込)
- 半露天風呂付き あずまし 27,500円(税込)
- 特別室 うんかん 35,000円(税込)
この他にも何種類かお部屋のタイプがありますので詳しくは星野リゾート 青森屋をご覧ください。
普通のビジネスホテルとかと比べてしまうと料金は高い様な感じはしますが、やはり料金なりの”質”があるのは確かです。
バリアフリー対応は?
館内はエレベーターももちろんありますし、ゆるやかなスロープで上がったり下がったりしますが段差は一つもなくスムーズに移動でそうです。
しかし、お部屋に入るときに一段10cmほどの段差があったり、洗面所に入る所にまた10cmほどの段差があったりと、部屋の中には段差が結構あるので不便です。
ベッドがある洋室もありますがそこが予約を取れないと和室の畳の部屋しかありません。畳の部屋でもそのまま車椅子でも上がって良いとの事でしたが、車椅子ユーザーには少し不便かもしれません。
正直、完璧なバリアフリー対応というものではありませんでしたが部屋の雰囲気を壊さないためには少しの不便は目を瞑るしかないかもしれません。一人介助してくれる人がいれば乗り越えれる様なものなので何とかなると思います。
温泉内は車椅子を利用している様な重度の障害を抱えている方は残念ながら難しいと思います。その他で楽しむしかないですね。体の不自由な人にとって”温泉に入ること”はいつも難しい問題です。
おさらい
私は青森の地元出身ですが、県外の友人に青森に遊びに来るときにはぜひ宿泊する様におすすめしたいと思っています。正直こんないい所があるのに地元民として知らなかったのが恥ずかしいぐらいです。
料金は18000円〜と少し高いかもしれませんがそれだけの価値はあると思います。
青森の地元に住んでいる私でも「青森」をコンセプトにしている星野リゾート 青森屋は充分すぎるほど楽しめましたし、何よりゆっくりくつろげて疲れを癒す事が出来ました。地元民としてもおすすめします。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?超おすすめです!!
おすすめポイント10
- チェックインは15時から、チェックアウトは12時まででゆっくり楽しめる
- 「青森」がコンセプト、青森を丸ごと楽しめる
- 館内は提灯などがあったりレトロな雰囲気でいい感じ
- 露天風呂の「浮湯」が何回も入りたくなるくらい素敵すぎる
- 「みちのく祭りや」で青森の祭りを体験できる
- ゆっくり夕食を楽しみたいなら古民家の「南部曲屋」
- 「ヨッテマレ酒場」で青森のお酒を楽しめる、閉店は23時
- 朝食は「のれそれ食堂」で青森の郷土料理をビュッフェスタイルで食べれる
- 「のれそれ食堂」でお母さんから頂く味噌汁が心温まる
- 敷地内も広くて天気が良ければ公園でゆっくり散歩も楽しめる
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