聞いてくださいよ。
先日ね、近くの繁華街にホテルがオープンしたんです。
それで「部屋が綺麗なのに宿泊料金が安い!」って噂だったので、飲み会の後でも利用しようかなーと思ってネットで料金調べて見たんですよね。
【開業記念】カップル限定 ポッキリプラン♪≪素泊まり≫ 2名利用時:4,000〜6,000円/人
お!一人4,000円か、安い!!
それでね、そのサイトの下の方に”ユニバーサルルームあり”って見つけたんです。(著者は車椅子ユーザー)
お!しかもユニバーサルルームあるじゃん!!(ホテルによって名称は異なるがいわゆるバリアフリールームのこと)
だけどサイトにはユニバーサルルームの予約機能はなかったので、期待に胸を弾ませて電話で聞いてみることにしたんです。
ホテルに問い合わせ
私:「ユニバーサルルームの一泊の宿泊料金はいくらですか?」
ホテルスタッフ:「何名様でご利用でしょうか?」
私:「えーと、いちおう二人で!」
ホテルスタッフ:「それでは一泊2名様で17,590円でございます。」
私:「え!?」
ホテルスタッフ:「一泊2名様で17,590円でございます。」
私:「あ、あ、あ、そうですか、、、ちょっと検討しますね。」
ホテルスタッフ:「お問い合わせありがとうございます。ご利用お待ちしております。」
はぁ!?(白目)
ご利用しないわ!!
利用しづらいバリアフリールーム
バリアフリールーム一泊2名で17590円。
ビジネスホテルですよ?
【開業記念】カップル限定 ポッキリプラン♪≪素泊まり≫ 2名利用時:4,000〜6,000円/人
その料金差!!
こんな料金でも体の不自由な人は泊まるだろうと思って設定しているんだろうか?
それとも浴室などをバリアフリーにするコストや、部屋が広くなることで料金を高く設定しているのか?
いずれにしても、物理的なバリアフリーはクリア出来たのかもしれないけど、料金的なバリアが生じてしまうのであれば全く意味なし。
この部屋は本当の意味でのバリアフリールームではないように思う。利用しづらい。
ユニバーサルルーム?誰も利用しようとは思わない。
こんなんで大丈夫?
これからどんどん高齢化が進むし、2020年には東京オリンピックそしてパラリンピックが開催される。バリアフリールームの需要は多くなるはずなのにこんな対応で大丈夫なのだろうか?
ただただバリアフリー法にのっとって建設しただけで、バリアフリー法があるからバリアフリールームを設置しただけなのなら、そのホテルの経営はうまくいかないだろう。
なぜならこれからの時代は高齢化ももちろん進むし、外国人観光客も増える、ダイバーシティ(多様性)の考え方も浸透してゆく中でバリアフリーやユニバーサルデザインの需要はどんどん増えるから。
そのような顧客の要求に応えれなければ経営はうまくいかなくなるだろう。
ホテルの料金は様々なのでよく調べて利用しよう
あとから冷静になってその某ホテルのユニバーサルルームとやらがベッド二つのいわゆるツインルームにバリアフリーな浴室がついていることがわかったので、そのホテルの通常のツインルームの料金も調べてみた。
2名一泊1,5000円。
このホテルはそもそもツインルームが高めなのだとわかったけれど、ユニバーサルルームがツインベッドで17,590円で普通のツインルームが15,000円、その差は2,590円。
さらにさらに、普通の部屋はネットで予約することができて、そうすると2名一泊13,590円で予約できることが分かった。ちなみにユニバーサルルームはネットで予約することは出来ない。
そうするとその差は4,000円になる。
そうゆうものだっけ?ホテルのバリアフリールームってこんなに価格差あっるんだっけ?
と思って他のホテルも調べてみた。
すると、そもそもバリアフリールームがないホテルは結構多くあるけど、バリアフリールームが設置されてるホテルではほとんどツインルームとの価格差がないところが多かった。
つまり初めに書いた某ホテルがバリアフリールームとツインルームの料金差が激しかっただけ、みたいです。
ちなみに東横インとスーパーホテルはバリアフリールームとツインルーム(スーパーホテルはスーパールームというダブルベッド+ロフトベッド)の料金は同じだった。
感謝。
少し安心しました。
某ホテルのバリアフリールームは一生利用しないでしょう。
そして料金差のない東横イン様、スーパーホテル様これからも末長くよろしくお願いします。
以上