体に障害があると、車を購入する時や所持している時にかかる税金が、減免されたり非課税になります。
これを覚えておくと、数十万円も節税することができるので、対象になる方は必ず覚えておくべきだと思っています。
こんにちはユウシンです。
今回はそういった障害者が車を購入、所持するときの免除や非課税になる税金について紹介していきます。
初めに
車を購入する時、または所持している場合は、4つの税金が関わってきます。
購入する時にかかる消費税と自動車税環境性能割、そして毎年年度初めに支払う自動車税種別割や、車検の時に支払う重量税というのもあります。
体に障害があって対象になる方は、その中の重量税を除いた3つの税金が減免されたり、非課税になります。
それでは一つずつ見て行きます。
自動車税 環境性能割(減免)
まずは自動車税の環境性能割というものについて。
環境性能割とは?
環境性能割というのはその車の燃費性能によって、購入時にその車の取得価格に0〜3%課税される税金です。
以前は自動車取得税というのがあったんですが、それに変わって2019年から導入されたものになります。
この環境性能割が障害者手帳を所持している方で対象になる方は減免されます。
対象になるのは?
対象になる車は、二パターン。
一つは、障害者手帳を所持していて該当する障害程度の方本人が利用する場合。
もう一つは該当する障害程度の方の仕事や通学などのために介護者が利用する場合です。
そして、対象になる障害程度というのはこんな感じになります。
いくら減免される?
それでいくら減免になるかというと、これは「課税標準額の上限」というのが設けられていて、都道府県によって異なるんですが、東京だと300万円、僕が住んでいる青森だと250万円が上限となっています。
つまりどうゆうことかとゆうと、
まず、その上限額以下の車を購入する場合は全額免除になります。
そしてその上限額を超えた車を購入する場合は、上限額に1~3%の税率を乗じた額が減免されることになります。
例えば、東京都で400万円税率3%の車を購入する場合は、400万 X 3% ー 上限額の300万 X 3% となり、計算すると30,000円納付することになります。
購入する車にもよりますが最大、9万円ほど節税できる場合もあるのでこれはしっかり覚えておきたいです。
自動車税 種別割(減免)
続いて、自動車税種別割というものについて。
種別割とは?
自動車税種別割というのは、所有している車の種類や排気量によって毎年年度初めに支払う税金です。
これも障害者手帳を所持していて対象になる方は減免されます。
対象になるのは?
対象になる車や障害程度は、環境性能割と全く一緒で、障害者本人が利用する車か、介護者が利用する場合になります。
いくら減免される?
それでいくら減免になるかというと、これにも上限額というのが設けられていて、東京都なら45,000円、僕が住んでいる青森県なら43,500円になっています。
なので、この額以下なら全額免除となり、超えた場合は超えた額のみを納付することになります。
自動車税種別割は毎年かかる税金でこれは意外と忘れている場合があるので、これもしっかり覚えておきたいです。
消費税(非課税)
そして最後に自動車を購入する時の消費税について。
消費税とは?
消費税はご存知の通り、モノを購入する時にかかる税金ですが、体に障害がある方は車を購入するときこれが非課税になる場合があります。
対象になるのは?
対象になるのは、これも2パターンあって、
まずは、体が不自由な方本人が運転できるように運転補助装置が装備されている場合。
もう一つは、スロープやリフトなどが装備されていて、車椅子を利用している方が乗り込めるようになっている、いわゆる福祉車両の場合です。
こういった車を購入する場合は10%の消費税がかかりません。
仮に300万円の車を購入する場合は30万円と、とても金額が大きいのでこれは必ず覚えておくべきだと思います。
最後に
ということで、体に障害がある方は車を購入する時に以上の3つの税金が減免や非課税になります。
例えば300万円の車を購入する場合、排気量にもよりますが購入時に総額40万弱、そして毎年3,4万節税することができるということで、大きな額なのでしっかりと覚えておくべきだと思ってます。
それでは今回はこれで終わり。本日ものんびり車椅子漕いでいきたいと思います。