【まとめ】頸髄損傷者の車椅子からベッドへの移乗動画集




今回は頸髄損傷者、主にC6レベルの方の車椅子からベッドへの移乗動画を集めてみました。

C6レベルが自立して移乗できるかできないかの境目で、僕も頸髄損傷のC6ですが自立して移乗できるようになるまで苦労しました。

なかなか自分と同じようなレベルの人って近くにいなかったりするので、こうやって動画にしてもらえると有り難いですよね。

ベッドへの移乗に苦労している人は、是非参考にしてみてください。

 

三頭筋(肘を伸ばす筋肉)が効く人の移乗

おそらく三頭筋が効いている人のベッドへの移乗動画です。

 

三頭筋が効く人はそこまでベッドへの移乗は難しく無さそうです。

最初は難しいけど練習すれば出来るようになります。

ただ体幹はやはり効かないので、前に倒れて落車しないように注意が必要。

 

この方もそうですが三頭筋が効くとスライドボードのような道具を使わなくても移乗が可能。

てゆうかだいぶ鍛えていると思うけど、肩まわりの筋肉がすごい。

 

女性の方でも三頭筋が効けばベッドへの移乗が自立できます。

この方はベッドへ車椅子を横につけるというよりは、直角に近い角度で着けています。

おそらく、車椅子が動きづらくなるメリットがあると思います。

 

詳しく説明していてわかりやすい前方移乗の動画です。

前方移乗の場合、普通の車椅子だとベッドと車椅子の間が開いてしまうので、特殊な移乗台をベッドに取り付けます。

ただデメリットとして、他のベッドで移乗したい場合(特にホテルなど)には車椅子とベッドの間がどうしても開いてしまうので応用できないことがあります。

 

この動画のように側方移乗が出来るならそれで慣れた方が、ホテルなど自分のベッドじゃなくても移乗できるようになります。

 

三頭筋が効かない人の移乗

おそらく三頭筋が効いていない人のベッドへの移乗動画です。

 

一般的な移乗

移乗する時に前に倒れてしまうのが恐ければ、最初から体を前に倒しておいてお尻だけ動かすという方法もあります。

この方法を覚えておけば外出先で移乗したいけどベッドが高くて難しい場合などに、誰かにお尻をちょっと持ってもらえばすぐに移乗できます。(重心が前に行っているのでお尻は軽い)

 

電動ベッドの場合、ベッドを車椅子よりも低くしておくと移乗が楽です。

この方は両足を一緒にベッドの上に上げています。

 

5人の方の移乗を紹介しています。

足をベッドに上げる時にはバランスを崩しやすいので細心の注意が必要。

 

ベッドへ足を上げる方法、2通りを紹介しています。

 

https://www.youtube.com/watch?v=4qdJ0gu5TaU

まずは前屈みになってお尻を車椅子の座面の前に移動。

それから何回かに分けてベッドに移乗しています。

 

この方もそうですが、移乗する時には痙性にも注意が必要。

移乗している途中で起こってしまうと落車の危険があります。

 

お尻が車椅子に半分、ベッドに半分の状態の時は車椅子が動いてしまうとお尻がはまって動けなくなるので注意が必要。

車椅子が動き過ぎるとベッドとの間に落ちてしまう事もあります。

 

スライドボードを使った移乗

https://www.youtube.com/watch?v=kRhGkq_SSz4

一気にお尻を上げて移乗するのが怖い場合には、スライドボードを使う方法もあります。

ベッドと車椅子の隙間を埋めてくれるので安心出来ます。

 

スライドボードを使ったベッドへの移乗。

慣れているようでとてもスムーズです。

後ろに倒れると同時に手首で足を引っ掛けてベッドの上に載せています。

ズボンの脱ぎ方も上手い。

 

スライドボードを利用していますが移乗の仕方が独特。

ベッドの上に倒れ込むようにしてお尻を上げて移乗しています。

 

ベッドから車椅子への移乗ですが、やはりスライドボードがあると楽に移乗が出来そうですね。

初めのうちはスライドボードを使って、慣れてきたら無くても出来るように練習するのもありだと思います。

 

やはり、足をベッドに上げるのって腕の力だけでやろうとすると大変ですね。

他の人がやっていましたが、重心をうまく利用しながら、体を倒すと同時に足を持ち上げるのは有効だと思う。

 

スライドボードを使ったベッドへの移乗、実はボードをももの裏に入れるのが大変だったりします。

足って結構重いんですよね。

 

前方移乗

フットレストが外れたり動画のように横に動く車椅子の場合は、隙間がなくなるので前方移乗が楽ですね。

寝る時は褥瘡対策も重要。

 

サイコロと呼ばれている道具を使って移乗しやすいように工夫しています。

 

上体を倒した移乗方法

前屈みになり、肘を支点にお尻をベッドに移乗しています。とても上手。

力任せにやるというよりも、重心をうまく移動させてバランス感覚で移乗する感じですね。

この方法を覚えると車椅子が動いて危険な事も少なそうだし、良いアイデア。

 

ホテルでの移乗動画。

ホテルは自宅とは環境が違うので移乗が難しかったりしますよね。

この方は車椅子にベルトをつけたものを腕で引っ張ってベッドから起き上がっています。

要チェック、ナイスアイディア。

 

手のひらの感覚がなくて肘を伸ばして上体を支えながらの移乗が難しければこのような方法もあります。

上体をベッドの上に倒す勢いでお尻を車椅子に移動。

 

リフト

どうしても難しければリフトを使って移乗を自立する事もできます。

 

最後に

様々な体の麻痺レベルや体の大きさによって移乗の仕方は変わってきます。

動画を参考にして上手くいきそうなヒントがあったら是非実践してみてくださいね。

 

僕が移乗に関して重要だと思うことはこんな感じ。

  • 移乗しやすい車椅子を選ぶこと
  • 車椅子が動かないようにすること
  • 重心移動を考えること
  • 自分のやり方を見つけること
  • 練習して自信をつけること

 

力任せにやると失敗して床に落ちてしまうので気をつけましょう。

落ちて悲しい思いをした経験者は語る、、、

 




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