人気のリジッド(固定式)車椅子パンテーラとタイライトを比較

車椅子には折りたたみ式固定式(リジッド)がありますが、皆さんはどちらのタイプに乗っていますか?

それぞれメリット、デメリットはありますが欧米ではほとんどのアクティブ車椅子ユーザーは固定式(リジッド)に乗っているとか。

 

リジッド車椅子は車をよく運転する人にとって車に積み込みにくいとよく言われますが、そこを取り除けば剛性や乗り心地、デザインを考えて圧倒的に有利

と僕は思っていますが皆様はどのように感じていますか?

 

最近、僕の周りでは折りたたみ式の車椅子から固定式に乗り換える人が出てきて、なかでも人気があるメーカーが

Panthera(パンテーラ)とTiLite(タイライト )。

僕も最近TiLite(タイライト )に乗り換えたところで、それまではOXとPanthera(パンテーラ)を乗っていました。

 

そこで今回は僕が自分でパンテーラとタイライトの車椅子を乗ってみて比較した感想を書いてみようと思います。

車椅子の買い替えを考えていて、Panthera(パンテーラ)とTiLite(タイライト )どちらかで悩んでいたらぜひ参考になると思うので読んでみてください。

Panthera(パンテーラ)とは?

Panthera(パンテーラ)はスウェーデン製の車椅子。

折りたたみの出来ない固定式(リジッド)でフレームの素材はクロームモリブデン鋼。(パンテーラXはカーボン製)

 

スウェーデンのパンテーラ社はヨーロッパで初めての固定フレーム車椅子を開発。(1979年)

現在の機種は成人用S3、S3swing、U3、U3ライト、カーボン製で超軽量のパンテーラX、そして子供用のBambino、Microなどがある。

日本では1994年から販売を開始しています。

 

パンテーラ・ジャパン株式会社▼
http://www.panthera-japan.jp/index.html

 

TiLite(タイライト )とは?

TiLite(タイライト)はアメリカ製フルオーダーで作れる車椅子。

素材はチタン製とアルミ製の二種類。

 

機種は成人用でシングルフレームのZR、ZRA、AeroZ、デュアルフレームのTR、TRA、AeroT、折りたたみ式の2GX、AeroX、子供用のTwistなどがある。

2014年にTiLite社は買収されて、現在はpermobil社の一部になっています。

 

ペルモビール株式会社▼
https://permobilkk.jp/

 

TiLiteの車椅子を見て触って試せる、タイライトプロショップに行ってきた

2018.07.11

 

それでは比較

それではこれから2つの車椅子に乗って比較してみた感想を書いていきます。

ちなみに僕が所有しているのはパンテーラU2ライトタイライトのZRAです。

 

軽さで選ぶならPanthera

まず軽さを比較。

僕が所有しているパンテーラU2ライトとタイライトZRAを比較してしまうと、明らかにU2ライトの方が軽い。

ただU2ライトとZRAを比較すると分が悪いので他のモデルの重量も調べてみました。

 

カーボン製のパンテーラXは総重量4.2kg、車輪を外すと2.1kgと驚異的な軽さなのでまずは横に置いといて。

 

パンテーラの2番目に軽いモデルU3ライトは約7kg。(車輪が3.5kgだった場合)

それに対して、タイライトの一番軽いモデルTR、ZRで7.7Kg。(こちらも車輪が3.5kgだった場合)

その他のモデル、パンテーラならS3やU3、タイライトならTRA、ZRAを比べるとややこしくなりますが、

単純に軽さを考えるのならパンテーラのU3ライトもしくはパンテーラXが軽いですね。

 

パンテーラ の重量

S2 8.5kg
U2 8.5kg
U2ライト 7kg
X 4.2kg
前モデル、標準使用時の総重量(車輪あり)です。 最新モデルはS3、U3なので若干異なると思います。あくまでも参考に。

 

タイライトの重量

TR 7.7kg
TRA 8.5kg
AeroT 8.9kg
ZR 7.7kg
ZRA 8.4kg
AeroZ 9.1kg
後輪重量が3.5kgだった場合の総重量。

 

車を運転して自分で車椅子を積み込む人なら軽さは結構重要。

毎日やる作業なのでいくらでも肩や腕の負担をなくして痛めないようにしたいですから。

 

ただ、軽いという事は移乗する時にブレーキをしていても車椅子が動きやすいという事もあるので、そこも含めて考えて行くべきだと思います。

上肢に麻痺がなくて結構動ける人なら、いくらでも軽くして行けばいいですが

例えば頸髄損傷などで上肢にも麻痺があったりすると、軽すぎても移乗するときに車椅子が動いて困る場合があります。

 

なかなかそこのさじ加減は難しいですね。

 

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2019.01.20

 

剛性で選ぶならTiLite

僕が所有しているU2ライトとZRAを比較すると、ZRAの方が剛性が高いのではないかと感じています。

根拠は、ZRAの方が漕いだ時に力が逃げずに車輪に伝わるように感じるし、凸凹の道を通る時も振動をうまく吸収してくれているように感じるから。

ひとつひとつのパーツの取り付け方を細かくみても、剛性にこだわりを感じます。

 

またタイライトのTRとZRには背もたれが前に折りたたまず固定するタイプがあり、それを選べばより一層剛性が高い作りにすることができます。

そこがいちばんのポイント。

とにかく頑丈な作りの車椅子に乗りたいと考えているのなら、TRかZRの背もたれ固定式の完全リジッドタイプを選べばよいでしょう。

 

ちなみにタイライトはフレーム生涯保障。

剛性に自信がある証拠なのではないかと思います。

 

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費用を抑えたいならパンテーラ

それぞれの値段を見ていきましょう。

 

パンテーラの価格

S3 380,000円
U3 388,000円
U3ライト 542,000円※
X 948,000円

※スピナジーホイール、タイヤはシュワルベワン標準装備の価格。

 

タイライトの価格

TR 489,000円
TRA 469,000円
AeroT 339,000円
ZR 479,000円
ZRA 449,000円
AeroZ 319,000円

 

パンテーラのU3ライトとタイライトのTRを比較してみると、一見タイライトTRが安く見えます。

 

が、実は

U3ライトは標準装備でスピナジーのホイールとシュワルベのシュワルベワンというタイヤが付いています。

 

スピナジーのホイールは人気があって多くの車椅子メーカーがオプションでスピナジーホイールを選べるようにしています。

値段はタイプにもよりますが約10万円弱

 

つまりTRにスピナジーホイールをオプションでつけるとしたらU3ライトの値段はすぐに超えてしまいます。

またタイライトのフレームは足元に向かって細くなるテイパーや、お尻の部分の座面を窪ませるエルゴシートというオプションがあり、それを含めるとどんどん価格は釣り上がって行きます。

 

オプションの選び方は人によって違うと思いますが、パンテーラを選択すれば最終的に値段を抑えられると思います。

パンテーラXは別として、、、100万。

 

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フルオーダー注文したいならタイライト

値段は高くてもいいからそれより自分の体に合った世界に一つだけの車椅子が欲しい。

そう考えているあなたにはタイライトをお勧めします。

 

パンテーラは選べるフレームの寸法が決まっていて

例えばU3ライトならバックレスト(背もたれ)は25cm、30cm、35cmの3種類からしか選べません。

しかも座面の高さも固定されて決まっていて、もし高さを変えたいのであればクッションで調節するしかありません。

 

それに比べるとタイライトは

座幅、奥行き、背もたれの高さ、座面の高さ、車軸位置など自由に自分の体に合ったフレームを設計することができて、それを図面に書き出し、納得した上で注文することができます。

 

今まで乗っていた車椅子の形状に不満があるのなら、タイライトを選べばその不満を解消することが出来るはず。

 

まとめ

人によって体の状態や、予算等もあるので完全にどちらがお勧めとは言えないですね。

ぱっと見デザインの好みなんかもありますしね。

北欧が好きとかアメリカが好きとか。

 

もし買い替えを考えているなら是非、試乗をしてじっくり考えてみてください。

この記事が参考になれば嬉しいです。

 

あなたはどっちの車椅子を選びますか?

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ユウシン

12年ほど前、オーストラリアの田舎町、大木に車で突っ込んで頸髄を損傷。 頸髄損傷の四肢麻痺車椅子ユーザー13年目。 体に障害がある方、特に脊髄損傷、頸髄損傷向けの情報をブログやYouTubeで発信中。 一緒に障害がある暮らしを楽しみませんか?