購入前に知っておくべき車椅子の種類と選び方のポイント




 

初めて車椅子を購入する場合、どんなものを買えばいいのかわからないですよね。

車椅子の業者さんや、病院にいたら理学療法士、作業療法士の方からアドバイスをもらえると思いますが、できれば自分でもある程度の知識は持っておくべきです。

 

そこで今回は、初めて車椅子を購入する人のために、車椅子の種類と選び方のポイントを解説していきたいと思います。

後悔しない買い物をするために、少しでも役に立てれば嬉しいです。

車椅子の種類

スタンダードタイプ

病院施設などでよく見かける車椅子。

安価なことが特徴。

サイズが決まっていて自分の身体に合わせることができないので、”一時的に”利用するケースが多い。

MiKi

モジュールタイプ

モジュールタイプは、座面の高さや座幅などを自分の身体に合わせて調整することができる車椅子

また、フットサポート(フットレスト、足置き)やアームサポート(肘掛け)が外れたりと、いろんな機能で日常生活の動作をしやすくしてくれる。

自分で車椅子を漕いで移動できる自走用と、介助してもらうことを前提とした介助用がある。

 

自走用

MiKi

介助用

MiKi

TiLiteの車椅子を見て触って試せる、タイライトプロショップに行ってきた

2018.07.11

ティルト・リクライニングタイプ

ティルト・リクライニングタイプは、背もたれの角度を自在に調整できる車椅子

モジュールタイプと同様に様々な機能が備えられている。

こちらも自走用と介助用あり。

 

自走用

MiKi

介助用

MiKi

子供用

子供用の車椅子は、成長に合わせて調整できる機能があったりと、メーカーによって様々なタイプがある。

障害に合わせてオプションも充実していて、カラーも豊富に選べて自分好みの車椅子にカスタマイズすることができる。

FORCE

私の車椅子TiLite(タイライト)ZRAの価格とオプションを公開します

2019.01.20

アクティブユーザー用

身体に障害があっても介助を多く必要としない、アクティブに外出する人用の車椅子

身体に合わせてサイズを選べるセミオーダーが基本で、中には一から図面を作って制作するフルオーダータイプもある。

日本国内では現在、折りたたみ式を利用する人が多いが、折りたたみ機能の無い固定式もある。

固定式は折りたたみ式と比べて、車に積み込む時などに車輪を外す必要があり手間がかかるが、剛性が高く乗り心地も良いので欧米では固定式を利用する人が多い。

 

折りたたみ式

permobil

固定式

permobil

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2019.03.06

電動アシスト機

自分でハンドリムを漕ぐ力とモーターの力を合わせて駆動する車椅子。

ジョイスティックで操作する電動車椅子までは必要ないけど、普通の車椅子では坂道などに介助が必要、そんな人に利用されることが多い。

 

YAMAHA

電動車椅子

バッテリーが搭載されていて手元のコントローラーで操作する車椅子。

重度の障害があっても自分の操作で自由に移動することができる。

電動でリクライニングやスタンディングができるようなタイプや、最近ではWHILLのような未来的なデザインのものもある。

 

YAMAHA

permobil

WHILL

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2018.03.24

選び方5つのポイント

1、体の状態に合っているか

まずは自分(当事者)の体の状態に合っているかを考慮します。

どこまで自分で車椅子を操作できるのかと、必要な機能を確認してください。

自走できるか?リクライニングは必要か?電動は必要か?などを考えれば、大まかにどのタイプの車椅子を選べば良いかがわかります。

 

2、体型に合っているか

車椅子を自分の体型に合わせる事はとても重要です。

特に自走する人は、体型に合わないと漕ぐ力が余計にかかってしまったり、車椅子からベッドに移動するなどの日常動作が不便になります。

また、体に合わない車椅子を乗り続けると姿勢が悪くなり、腰痛の原因になることもあります。

セミオーダーで自分の体型に合わせる事が出来たり、購入後も多少調整できるものがあるので検討してみてください。

 

3、利用する環境に合っているか

車椅子をどこで利用するのかを考慮します。

自宅のみで利用するのか?外出用にするのか?

大きさ的に自宅の通路や洗面所など狭い場所でも利用出来るか確認する必要があるし、外出にも利用するなら多少のでこぼこ道でも耐えられる、耐久性のあるものが必要になってきます。

自分で車を運転し、車椅子を車に積み込まなくてはいけない場合、ある程度コンパクトで軽量なものを検討するべきです。

 

4、操作性、機能は十分か

できるだけ自立できるように操作性や機能を改めて細かく考慮します。

例えば、車椅子のフレーム形状によってベッドから車椅子に移動しやすいものとしにくいものがあります。

自走用なら、ブレーキのしやすさ、ハンドリムの素材、押し手は必要か?なども細かく検討するべきです。

ただ、オプションで必要のない機能をつけすぎてコンパクトさを失う事には注意。

業者にデモ機を借りる事ができれば一番良いので、試しに聞いてみましょう。

 

5、妥協しない

車椅子の購入はそんなに安い買い物ではないので、買い替えるまでに何年も利用しなければいけません。

もし、何か自分に合わないところがあった場合、何年も我慢をしてその車椅子に乗り続けなければいけない事を覚えておくべきです。

むしろ少し価格が高くなっても満足できる車椅子を選ぶことも必要なのではないでしょうか。

もちろん予算の都合もあるとは思いますが。

車椅子は道具というよりも、自分の体の一部だと考えるようにして選ぶべきだと思います。