皆さんはどんなお部屋に住んでいますか?
車椅子ユーザーであったり体が不自由だと、生活しやすいように色々と工夫していると思います。
僕も例外なく、試行錯誤しながら自分が生活しやすいように、そしてできるだけ自立できるように工夫しています。
そこで今回は一つの例として、僕が快適に生活するためにした部屋の工夫を紹介したいと思います。
参考までに是非ご覧ください。
1、全て手の届く位置に設置する
車椅子に乗っていると高い位置の物は手が届きません。
また、人によっては床に落ちたものも手が届きづらいと思います。
当たり前かもしれませんが、、、
できるだけ自分で管理するためには、まず、テーブルの上や棚などを利用して自分の手の届く位置に配置することが重要だと思います。
僕の部屋では靴を床に置かずに棚に並べて取りやすいようにしています。
また、車椅子ユーザーあるあるだと思いますが、靴があまり汚れないので玄関ではなく自分の部屋に置いています。
靴に関しては別の記事で詳しく書きましたのでそちらをご覧ください。▼
そして、重いものも下から持ち上げるのは大変なので、出来るだけ車椅子の座面と同じくらいの高さに配置しています。
写真の、トレーニング器具に関してはこちらの記事をどうぞ。▼
2、収納ボックスを活用する
車椅子ユーザーに限ったことではありませんが、収納ボックスは物を整理するのに便利なのでめちゃくちゃ利用しています。
僕の場合は手も不自由で、物をうまく掴む事が出来ないので、尚更役立ちます。
いつも何かを取り出すときは、収納ボックスを一度膝の上に乗せて、それから中の取り出したいものを取るようにしています。
この方法だと棚の奥の方にある物が取りづらくなることもありません。
そこで一つ、収納ボックスを利用する上で重要なのが、出来るだけ掴みやすいボックスを選ぶということです。
取っ手が付いていたり、穴が空いていたり、網状のものだと掴みやすいと思います。
特に手が不自由な人には重要ですよね。
もちろんデスクワゴンも手で引っかかりやすい取っ手が付いたものを選びました。
3、服は選びやすいようにハンガーにかける
服を選ぶときに折り畳んで重なっていると、選びにくいですよね。
重なっている下の方の服を取るのが大変だし、せっかく畳んだのにぐちゃぐちゃになって、また畳み直すのも面倒だし。
なので僕は、ジャケット、シャツ、Tシャツ類などのトップスは、ほぼ全てハンガーにかけています。
服を選ぶときにも見やすいし、畳む必要もないので管理がしやすいですよ。
ハンガーが多く必要だったり、ハンガーラックを用意しなければいけないけど、重ねるよりははるかに便利です。
ちなみに僕の部屋で使ってるハンガーラックめちゃめちゃおすすめ。
作りも頑丈だし、シンプルなデザインで飽きないし、キャスターもついていて動かしやすい。
カラーもシルバーとマットブラックとマットホワイトから選べて、値段もお手頃なのでお探しの方は是非。▼
4、ベッド周りに物を置けるようにする
僕の部屋では、ベッド周りの手の届くところに物を置けるように工夫して家具を配置しています。
その訳は、いつもベッド上で着替えや色々な準備をするし、ベッド上の方が楽な作業があるので、その道具が手の届くところに置いておく必要があるから。
また、体調が悪い時はベッドにいる時間がどうしても長くなってしまいます。
そんな時でもパソコンで色々な作業が出来るように、病院でよくあるキャスター付きのテーブルを用意しています。
5、テーブルは余裕を持って多めに
テーブルはよく使うので、余裕を持って多めに用意しています。
ものを整理する時にいろんなものを置いていると、一つじゃスペースが足りないんですよね。
あと何か作業をしていて、ちょっと休んで昼食をとりたい時にも、他にテーブルがあれば片付けないでそのままの状態にしておけるので手間が省けます。
車椅子ユーザーは健常者よりもテーブルの上を利用することが多いと思うので、できれば余裕を持って多めに用意しておいたほうが良いと思います。
ちなみに写真にある赤い玉のパソコンを操作する機器はトラックボールというもの。
手が不自由でパソコンの操作が難しいならお勧めします。
それについては別の記事で書きましたのでそちらをご覧ください。▼
最後に
車椅子だったり体が不自由な人が快適に生活するために重要なのは、管理するのが大変なので出来るだけ物を増やさないようにする事かなと思っています。
ものを買う時にも慎重に、本当にそれが必要なのかを考えて買う。
個人的に、車椅子ユーザーになってから、物が少ないシンプルな生活が楽だなって思うようになりました。
皆さんはいかがでしょうか?
車椅子ユーザーの生活の一つとして、参考になれば嬉しいです。