世の中にはものが溢れています。
身体障害者にとって、モノと自分との間には必ず障害があって、身の回りにものが多ければ多いほど、比例して障害も増えていくと感じています。
なので最近は出来るだけ身の回りのものを減らしてシンプルに暮らすことを心がけています。
そうやって、普段扱うものを出来るだけ減らしていくと、僕のような身体障害者にとっての障害というものも減って行くような気がしています。
ということで今回は、そうやってシンプルに暮らすために僕がこれまでに、減らしてきたモノ、もしくは減らそうと心掛けているもの、というのを5つピックアップしてみたので、紹介したいと思います。
書類を減らす
まず一つ目は書類を減らすということなんですが、僕のように指先がうまく使えないと、本をめくるのにも苦労するし、書類を床に落ちたときに拾うのにも苦労するし、それに書類は溜まるとどんどん重くなるので管理するのがかなり大変ですよね。
なので、書類はデータで管理する方が体に障害がある人にとっては特に楽かなと思います。
具体的には、書類をもらったらスキャンしてデータで保管することが出来ますし、名刺ももらったらスマホで写真を撮っておけば、あとは捨てちゃって構わないと思います。
本も今は電子書籍があるのでスマホやタブレットで読むことができると思うので、そうやってどんどん書類を減らしていくことができます。
最近だと、必ず書類で持っておかなきゃいけないものって結構少ないので、例えば、契約書とか、物理的に大事にしたい手紙とか、そういったものは残しておく必要があると思いますが、それ以外はどんどんデータ化することで、管理が楽になりますよね。
ということでそうやって書類を減らすというのは、障害を減らすことにもつながるのかなと思います。
服を減らす
二つ目は服を減らすということ。
これはいろんな服を着てファッションを楽しみたいって方には向いていないと思うんですが、そうでなければ出来るだけ着る服を減らしていった方が体に障害がある人には楽なのかなと思います。
具体的に僕の場合はどんな感じにしてるかというと、ボトムスはユニクロで伸縮性が高いウルトラストレッチレギンスパンツというのがあって、それを色違いで3種類持っていてそれを気分で変えて履いています。
普段はほんとにそれだけしか履いていません。
トップスによってどの色のパンツを履くのかを決めるだけで、あとは毎回同じサイズ感と素材のものを履くので、慣れているので、履いたり脱いだりすることに障害を感じることは少ないです。
トップスも同じようにきやすいものが見つかったら他の色も買うことが多いです。
そうする事によって服によってサイズ感とか素材とかの関係で着やすかったりきにくかったりするので、それに対応する手間とゆうのを省いています。
あとはボタンが付いたもの、Yシャツとかは今はほとんど着ていません。
まあもちろん冠婚葬祭で着る必要がある時は来ますが、普段は全く着ません。
やっぱり服は体に障害がある人にとって着やすさが大事で、いくらかっこいいとかおしゃれな服でも着にくいと結局買っても後々着なくなっていくんですよね。
出来れば、自分が好きな形のものでかつ着やすければいいんですがそうゆうのはなかなか見つからないので、だから着やすくて自分が好きな形のものが見つかったら、色違いを購入することが多いです。
そうやって、全体的な服の量も減らすこともそうですが、服の種類や形も減らしていくと、その服を着る時の障害も減っていくのかなと思います。
小銭を無くす
最近は電子マネーで会計できるところが増えているので、小銭ってもう必要なくなりましたよね。
もし電子マネーが使えなかったとしてもクレジットカードで会計出来たりするので、クレジットカードとスマホさえあればほとんど9割のお店で支払いができるんじゃないかなと思います。
僕のように手が麻痺していて指先がうまく使えないと、小銭を扱うのがとても大変なので、こういった決済の仕方が増えることでそういった体に障害がある人にとってとてもありがたいことだと思います。
それで僕の場合、大きな財布は持たず、普段、ジッパーがついているカードケースを持ち歩いています。
自分の行動範囲だとほとんどの店が電子マネーを利用できるのでスマホがあればいいんですが、たまに使えない時があるので、そういった時のために、それにはクレジットカードを念のため2枚。
そして、身分証明書になる運転免許証をこれに入れて、あとはこのジッパーの中にお札で数千円入れています。
それでもし外出先で現金しか使えなくてお札で支払った場合は、お釣りをジッパーの中に入れて、自宅に帰ってきたら貯金箱に小銭は全て入れて、お札を少し補給する、といった感じで管理しています。
そうすれば、小銭は常に持ち歩く必要が無くなるので、小銭が入った重い財布を持ち歩かなくても済むし、それから電子マネーを積極的に利用することで、会計も簡単に済むと思います。
ということで、小銭を無くすと身体障害者にとっての会計の障害も減るのかな思います。
買い物を減らす
そして次に買い物を減らすということなんですが、この意味は余計な買い物を減らすという意味と、買い物の頻度を減らすという二つの意味になります。
余計な買い物をしてしまうことってどうしても人間欲があるので買ってしまうことがあると思うんですが、体に障害があると物欲に駆られて買ったとしても、自分で扱えないとか、自分に合わないっていうことがよくあると思うんですよね。
僕は今までそうゆうことがよくあったので、買う前に自分で扱えるかどうか、自分に必要かどうかを慎重に考えるように心掛けています。
そうやって買い物に慎重になって、余計なものを身の回りに増やさないことで、管理する手間も省けるのかなと思います。
あとは買い物に行く頻度を減らすことも心がけています。
最近はネットでいろんな買い物が出来て自宅に届けてくれるので、実際の店舗で買わなければいけないものって減ってきていますよね。
体が不自由だと、買い物をして大きな荷物を運ぶのは大変なので、そうやってうまくネットや宅配サービス等を利用することはもちろん大事で、そうすることで買い物に関する障害も減るんじゃないかなと思います。
ただ、実際に見て店舗で買う楽しみというのもあると思うので、買うものが決まっている時はネットで買って、何か迷っていたりとか、そただ単純に買い物を楽しみたいという時は店舗をブラブラ歩いてみるとか、その辺は分けて考えるといいのかなと思っています。
食べものを減らす
最後に食べ物を減らすと言うことなんですが、これは食べる量を減らすと言うことではなくて、何を食べるかと言う種類を減らして選択肢を減らしていくということです。
体に障害があると体調が少しでも悪くなると体を動かすのが辛くなって、生活に支障が出て、それは一般の人よりも影響が大きいと思います。
それで、体調を崩す原因で多いのが食べ物の影響だと思うんですよね。
例えば、僕の場合は油物に弱くて、多くとると体調が悪くなって最悪の場合お腹を下すことがあります。
あとは牛乳で割ったコーヒーだと大丈夫だけど、なぜかブラックコーヒーを飲み過ぎると膀胱の調子が悪くなるとかも。
それから、糖質を一気に取ると一般の人なら眠くなる程度ですが、僕の場合はそれを超えて少し動くだけでもすぐ疲れて、車椅子を漕ぐことも出来ないぐらい体が辛くなります。
なのでそういった体調が悪くなることを防ぐために、普段食べるものをある程度決めて、食べもの選択肢を減らしていくことで、体調を安定させることができるのかなと思います。
まあ、子供の頃はなんでも食べなさいって言われたりしますけど、大人になったら自分の体に合うあわないっていうのは自分が一番分かると思うので、自分の体に悪く影響する食べ物は無理して食べる必要はないと個人的に思います。
それで具体的に僕の場合は朝食と昼食は8割くらい同じものを毎日食べています。
朝は、納豆、卵、鯖缶、ブロッコリーとかほうれん草、あとご飯をちょっとにR-1。
お昼は、ほぼそばを食べていて、それとブロッコリーもしくわほうれん草、卵、鳥の胸肉の缶詰というのがあってそれを食べています。
そばは血糖値が緩やかに上昇するとかなんとかという話を聞いたので、お昼はそばにしてます。
それで、夜はがっちり決めずに、ある程度自由にいろんなものを食べています。
そんな感じで、ある程度普段とる食事を決めておくと体調も安定すると思うので、体調が悪くなって体を動かすのが辛くなるという障害も減っていくのかなと思います。
最後に
ということで今回は僕がシンプルに暮らすために今までに減らしてきたものを紹介してみました。
こんな感じで、出来るだけものを減らしいて、自分に必要なのかどうかというのを整理しながら暮らしていくのが身体障害者にとって大事なのかなと個人的に思っています。
今回の内容が少しでも参考になれば嬉しいです。
https://youtu.be/lC-NOKlQ2Ag